Event(); - カンヌ広告祭2008@フランス pt.4 - 広告

賞をとった広告、賞とるヒントについてちょっとまとめてみました。
今の会社に入社して間もない時うちの社長から聞いて印象に残った話。
Advertisingは広告ではない。
福澤諭吉は「Advertising」を「広告」と誤訳してしまった。

Yahoo辞書より「広告」の意味↓
広く世間一般に告げ知らせる、
情報を積極的に世間に広く宣伝する。

本来は「宗教」や「革命」や「改革」という意味もあるそうです。
日本語で合致する言葉は無いらしく
大衆の意識を変えるみたいな感じ。レボリューション?
だからADの捉え方は日本語と英語でも大きく異なる。
フランス語やポルトガル語、韓国語各国意味が違う。
中国出身の人と毎日隣で仕事してるけど
「この感情、日本語で表現するの難しいですね〜」
って言われる事が多々ある。
こんな言葉たくさんありますが「広告」もその一例。


賞を獲得した作品は「良い作品、おもしろい作品」とか漠然に言われるけど、
んじゃ一体どんなのが良い作品なのか。。
去年ヤフーのイベントで電通の中村さんがおっしゃってたお言葉、
ユーザーの心理状況の事で
「良い広告ってびっくり、なるほどがある。」
とヒントを少し頂きました。
その場にいた俺はこの言葉になるほど〜と思わず関心してしまった。
これ聞いただけでもこのイベントに行った価値があった。
で一例ですがわかりやすい作品がこちら。

最初女性が叫び声を上げて視聴者はびっくりします。興味を持ちます。

???から両親が娘へ欲しかった車をプレゼントしているのだろうか?と
視聴者はなんとなく状況を把握していきます。

最後コピー「車のレンタルなら1日27ドル」、なるほど。

両親が娘に車を購入してプレゼントしたと
騙してる感じでちょっとひどいCMです。
それにこの女性の狂喜乱舞してる演技と
最後の親父のしてやったり的な表情が絶妙。
これカンヌ会場の映画館みたいなところで見てて
自分も含めみんな笑顔になってた。
で日本帰ってからまた見たら
あ〜うまいなーと思っちゃいました。

あとWebのバナーの例、中村さんの作品。TIAA06受賞。
エイズの広告バナー「過去」
Flashも個人的にすごい好き。

あまり鵜呑みにしても作り手はアイデアが固定しちゃうけど、
以来この言葉を意識してしまいます。
カンヌにいた時も思い出しながら広告見てました。
賞を取った作品、グラフィック、デザイン、CM、Web、新聞なり
「びっくり、なるほど」がたくさんありました。
ただ正直英語が理解できなくて何が良いのかわからない作品もたくさんありました。



当たり前の話ですがただキレイ、かっこいい、
技術がすごいって広告は相手にされてない。
アイデアをどうやって演出・デザイン・Flashなどに吹き込むか。
WEB広告作る人はマニアックな人が多いけどユーザー目線が必要不可欠。
とこれまたよく言われてますが。
色々作品見て触って聞いて、やっぱ企画ってめちゃめちゃ大事だなと再認識。

↓2007年カンヌ広告祭で審査員を務めた中村勇吾さんのブログより
ドラマ仕立てにしてみました〜、
PIPで頑張りました〜、
3DCGで頑張りました〜、
みたいな安易なものは特に。
めちゃくちゃ金かかってそうな車サイトとかがサクサクと落とされていった。

あとやたらと情報量が多いサイトはあまり受賞してなくて、
シンプルにメッセージを伝える作品が多い気がします。
審査員も人間、読んだり見たり触ったり大変そう。
だからと言って審査員がないがしろに応募作品を審査してるっていう意味じゃなく。
情報量が多い。
クライアントとの兼ね合いでどうしようも無い場合も多々あると思いますが、
そんな場合は賞用に作る作品紹介ビデオも効果的。
ビデオの構成で去年のBigShadowとか
今年のユニクロックも紹介ビデオ(ダイジェスト的な)の作り込みが圧巻。
通行人の反応やメイキングなどの紹介、大掛りな仕掛け。
クロスメディアとかするのも大変だけど効果はでかいなぁ、、と。
<シンプルな作品一例>
「IKEA」 You Need a Quiet Space
日中の忙しさからの解放。
あなたには癒しが必要ですよ的な、
超シンプルに商品を訴求してる作品。
イケアのサイトは前の360度の見せ方とかこれもビデオの作りがすごすぎ。

やっぱ努力してる人達が上に行くのは確かで
入賞してる作品、細部までへの作りこみが本当にすごい。
「WEBの仕事やってて腐ろうと思えばどこまでも腐れるし、
上に行こうと思ってる人はどこまでもいける」
WEBに限った話では無いけど、これも以前一緒に飲んだ人のお言葉。

一応最後に書きますが、
もちろん広告を仕事で作る上で賞をとるのが目的になってしまっては
ダメなのは十分承知してます、賞は結果。
ブランド力を上げたりマーケな話とか腐る程あると思いますが、
見てくれる人を作り手のアイデアで幸せにできる。
。。。というのが理想。

今年は耳にタコができるくらい不況だ経済危機だって
ニュースなど各メディアで言われてて広告業界は本当に危険だと思いました。
企業の広告費は景気が悪くなると最初に削減される、
景気が良くなると最後に投資されるのが現状らしいです。
で実際うちの会社も来年から予算半分になるプロジェクトやら色々打撃受ける。
全然人事じゃないこの不況、来年かなりやばいのは確か。


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カンヌ広告祭2008@フランス pt.5 - まとめ
カンヌ広告祭2008@フランス pt.3 - ビデオ
カンヌ広告祭2008@フランス pt.2 - 作品紹介
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